解法の拡張 7-3 定積分での恒等式

座標を使った平面上での図形は

   ズラス,カエス[折り返す],マワス

の3つの移動で自由な移動ができます。

平面上の点を使い線対称,点対称の移動を味わい,放物線を使って平行移動を説明され,三角関数を使うか複素平面で図形の回転が自由になりました。

1つ悩むのが点を移動か?,図形の移動か......むしろあまり意識していないかもしれませんね。図形を移動したのならば

   式は移動前の式に座標を戻して使う

でしょう。さて積分の話です。定積分は図形が移動したものならば,積分区間も移動しています。積分区間を意識しながら下のⅠを(1)から順にみて下さい。

   すべて「1」からの積分にしてあります。

   (x-1)の因数が代入では有効に使われています。

Ⅱでは (x-α) を使って恒等変形しています。お馴染みの皆さんの言うところの

1/6公式! ですよ。Ⅰからの流れではこの結果は n を変えることで

  1/12 1/20 1/30 ......と

図形を意識すれば 方程式を解から解へ積分していることが分かります。

ここまで「拡張」してほしいのが数学講師としての願いです。

  「整式の囲む図形積分」

がいいけどなぁ。記述の答案では 1/6公式より...などと書かないように。



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